前回のブログで平日のスケジュールをご紹介しましたが、「講義の準備って本当に大変そう!」と思うと思います。 そこで今回は、大学院の講義の特徴と、限られた時間での準備方法についてお話しします。
大学院の講義って、どんな感じ?
学部時代の講義とは全く違います。大学院では基本的に:
- 講義ごとに学術論文が指定される
- 院生が順番で発表を担当
- 先生と院生でディスカッション
- 批判的な視点での検討が求められる
私の場合、1回の発表準備に最低6時間かかります:
- 論文読解:4-5時間
- 発表資料作成:1-2時間
準備時間の確保、どうしてる?
論文読解にあてる隙間時間
- 早朝の家事タイム
- 子どもの習い事の待ち時間
- 子どもの寝かしつけ後
資料作成の時間
- 常に脳内で構成を考える
- 自習室での集中作業
- 子どもの寝かしつけ後
発表練習の2-3時間
- 家事の合間に音読
- 子どもの寝かしつけ後に最終確認
- 当日朝の振り返り
デジタルツールをフル活用
- スキャンした論文はiPadで
- 通勤中も電車でも読める
- 付箋やマーカーが便利
- クラウド同期で場所を選ばない
- DeepLで英語論文を確認
- まず英語で読んで
- 分からない箇所を補助的に活用
- 専門用語の理解を深める
- 音声入力でアイデアをメモ
- 家事しながらでもOK
- 思いついたらすぐ記録
- あとで見直して整理
締切直前にならないための工夫
- 発表日が決まったら逆算
- 決まったらすぐ本格始動
- 3日前には資料の骨子完成
- 前日までに一通り完成
- 予定は必ず共有
- 家族に準備期間を伝える
- 子どもの予定と調整
- 必要なサポートをお願い
体調管理も大切
- 発表前日は早めに就寝
- 当日の朝は少し早めに起きて最終確認
- 前日までに子どもの準備も終わらせる
まとめ
完璧な準備は難しくても、限られた時間を工夫して使えば、なんとかなるものです。大切なのは:
- 早め早めのスケジューリング
- 場所を選ばない準備方法
- デジタルツールの活用
- 家族の理解と協力
次回は『院生ママの休日の使い方 〜家族時間と研究の両立術〜』をお届けします。子どもと過ごす時間を確保しながら、どうやって研究も進めているのか、具体的な工夫をご紹介します。
読んでくださってありがとうございました!